咸豊のバスターミナルから尖山行きのバスに乗ると行くことができます。土司とは元朝以降辺境の少数民族の長に与えられた官職名だそうです。その政府跡なのでしょう。いつごろまで使われていたのかは分かりませんが今では跡地が畑になっていたりしました。私が訪れた2014年11月の時点では遺跡全体の整備が終わっておらず、正式には一般公開していない、との政府側からの通知看板がところどころに置かれていましたが、遺跡内部には普通に人家や茶畑などがあり、ある程度の制限はありますが出入りは自由です。入場料を取られることもありませんでした。しかし今後整備が進むにつれて入場料が取られることになるのかも知れません。事務所や公衆トイレなど綺麗なものが建設されていましたが、まだ開いていないようです。ゴミ箱もこの地方でよく使われている竹かごを設置していて、景観に合うよう工夫が見られて好感が持てました。個人的には、観光地として整えられきっていないため、裏山を冒険するような心持で遺跡の中を散策できて大変楽しめました。山奥の農村地帯ではありますが、公共交通機関で行ける立地ですので時間に余裕があれば、といったところでしょうか。